2016年6月20日月曜日

2016年6月20日 新見方面

昨年と比べてどうみてもゼフィルスの数が少なく、あきらめきれないので、新見方面に行きました。前回、雨の中で探した自分としては新しい場所に行ってみました。

行く途中で、今年見つけた高梁川のグンバイトンボのいる場所に寄ってみました。グンバイトンボよりも、前回、ものすごい数のコオニヤンマの羽化をみることができたので、それを期待して行きました。

残念ながら、水量が多くなっていて、羽化しているトンボはごくわずか。でも、グンバイトンボはいました。なんともいえない色できれいです。


これはグンバイトンボのメスですね。

このイトトンボはまだ名前を調べてません。
新見の場所に着きました。明らかにゼフィルス狙いの長い竿を持った人たちが数人歩いてきたので、あいさつしました。やっぱりゼフィルスが少ないそうです。この場所だったら、叩けばヒロオビミドリシジミが出てくるはずなのだが、と言われてました。やはり目の付け所(チョウのいそうな場所をみつける目)は同じなのだな、と妙に自信を持ちました。


 チョウはいないのですが、トンボはいました。たぶん、コオニヤンマですね。


草むらとか叩いてみてもなかなかチョウはみつからないところ、キタキチョウの交尾個体がいました。他にもキチョウは出てきました。


このキタキチョウを撮っていたら、ナナフシモドキをみつけました。

草むらを叩いて、ついにゼフィルス(ヒロオビミドリかなにか)がでたか!と思ったら、ミドリシジミ。でも、ハンノキが見当たらないので、不思議です。コオニヤンマがいるってことは、川筋から飛んできたのかも知れません。


歩いて場所を移動しながら、木を叩いて行きますが、ゼフィルスはまったく出ず。ミズイロオナガシジミがほんの少し出てくる程度。

ちょっと晴れ間が出てきて、セセリチョウが出てきました。これはキマダラセセリ。 キマダラセセリの黄色と黒はきれいですね。

スジグロシロチョウは、大きなメスがちょろちょろ飛んでいました。そして、スジボソヤマキチョウがいました。スジボソヤマキチョウは昔、あこがれのチョウでしたが、ある場所でものすごい数が発生しているところに出会ったことがあります。それ以来、ものすごい数はみたことはありませんが、岡山の石灰岩台地には、確かにそこそこの個体数をみることができると感じます。ひらひら飛んで、落ちるように草に止まると、体を横倒しにしたり、妙な習性がありますね。

この日の個人的な一番の大物はクモガタヒョウモン。クモガタヒョウモンは採集どころか、あまりみたこともなく、私にとってはものすごく珍しい大型ヒョウモンです。葉っぱに止まっているところをみつけ、たくさん写真が撮れました。

 その後も、木を叩いてもなにも出てこず。ただ、オオムラサキのオスが飛び出しました。どうみてもあの飛び方はオオムラサキでしたが、遠くに飛んで行ってしまいました。なんとか、オオムラサキを撮りたいのですが、確実な場所はまだみつけられません。

田んぼのまわりでショウジョウトンボがいて、接近して撮れる場所にいたので、写しました。この竹の棒が気に入っているようでした。

他の場所も回って見たのですが、ゼフィルスはぜんぜんだめ。必ず出てくるヒカゲチョウは写しておきました。

ほんとうに今年はゼフィルスがぜんぜんダメだったのかなあ、と他の人のブログをみても思います。時期を間違えたことはないと思うので、来年に期待です。

2016年6月11日土曜日

2016年6月11日 草間台地周辺

こんどこそと思い、ゼフィルスを狙いました。結論から言うと、すごく数が少なく撮るチャンスはあまりありませんでした。

ミズイロオナガシジミはそこそこの数いました。

ミズイロオナガシジミは新鮮な個体が多かったのですが、さすがにアカシジミは少し痛んでました。アカシジミは去年はみつけられなかったので、それなりにうれしかったです。

先日見つけたミヤマカワトンボのいる川では、同じように何匹か飛んでました。

ヒロオビミドリシジミも少ないです。大阪方面から採集に来ている人がいて、話を聞いてみるとやはり今年は少ないとのことでした。その人たちは何種類もゼフィルスを採っているようで、やはり早朝からきてないとだめかなあ、と思いつつ、私には無理です。

ダイミョウセセリは典型的な関西型ですね。

ウスイロオナガシジミも昨年はたくさんいたのですが、今年は全然いません。

ようやくウラジロミドリシジミをみつけました。まだ新鮮です。時期が早いのか遅いのか、よくわからなくなりました。

まだ今年のゼフィルスはあきらめられないので、新しい場所を開拓しなきゃと思い、帰りました。

2016年6月6日月曜日

2016年6月3日 高梁川のグンバイトンボ

グンバイトンボは何年か前に岡山市街地の旭川でその姿を初めてみました。
そのときに、グンバイトンボがモノサシトンボの仲間であることを初めて知りました。グンバイがなければ確かにモノサシトンボと区別はできません。

今年は春から、カワトンボの写真を撮ろうと、良い場所を探してました。偶然立ち寄ったところに、翅が茶色のカワトンボが飛んでいて、他にもなにかいないかと歩いていたら、グンバイトンボがいました。


メスはまさにモノサシトンボですね。



あまり雨が降らず、河原を歩くことができたので、歩いていると羽化したばかりの大型のトンボが何匹も飛び上がりました。

コオニヤンマが集団で羽化していました。トンボの羽化は朝早い時間だと思い込んでいたのですが、太陽が高く昇っても、次々と羽化するものなのですね。












2016年6月3日金曜日

2016年6月3日 草間台地の周辺

ウスイロヒョウモンモドキを撮った後、草間台地の近くを回りました。ゼフィルスとトンボ探しです。
昨年は、初めてヒロオビミドリシジミとウラジロミドリシジミをみて、その美しさに感動しました。夕方になるまでトンボを探しました。

この日は、国道180号線の路上にも、ものすごい数のテングチョウが発生していました。


モンシロチョウが止まったので撮ってみました。ごく普通にいるので、あまりカメラを向けることはないですね。


道路沿いに流れている川に、大型のサナエトンボがいました。たぶんヤマサナエだと思います。


その近くには、スジグロチャバネセセリがいました。


どこかミヤマカワトンボが撮れるいい場所はないか、春先から探してました。カワトンボといっしょに飛んでいるミヤマカワトンボをみつけました。


ミヤマカワトンボの翅はとてもきれいだと思います。なによりもカワトンボよりも大きいのがいいです。


ちょっと距離があるので、エクステンダーつけた300mmで撮ってます。



夕方に近くなったので、昨年、ゼフィルスをみた場所に行きました。そもそもヒロオビミドリシジミ、ウラジロミドリシジミの活動時間がほんとうに夕方なのかはちょっと自信なし。改めて本を調べないと。

木を叩くと落ちてきました。ヒロオビミドリシジミのオスです。しかし、ほとんど飛び出してきません。ほぼ完品なので、まだ時期が早いのかと思いましたが、結局、今年はすごく数が少なかった年のようです。


他はミズイロオナガシジミはいましたが、ウラジロミドリシジミはいませんでした。そのかわりにいたのが、ゴイシシジミ。暗いところにいて、風で揺れるので撮りにくかったです。ゴイシシジミをアップで撮れたのは初めてです。


きれいなヒカゲチョウもいました。


ゼフィルスがいないので、他の場所を探しました。昨年とは違う場所をみつけるべく、いろいろまわりましたが、木を叩いても出てきません。そのかわり、オナガアゲハがアザミにきていました。


クロアゲハもいました。少し痛んでいます。


狙ったゼフィルスはまた今度にして、ミヤマカワトンボがけっこう飛んでいてたくさん撮れたのは満足でした。





2016年6月3日 ウスイロヒョウモンモドキ

昨年はじめて、ウスイロヒョウモンモドキをみることができました。今年はチョウの発生時期が早いと思ったので、早めに生息地に行きました。

昨年は1匹だけみつけることができました。今年は保護をしている方がたまたま来ておられて、いろいろ話を伺うことができ、多くのウスイロヒョウモンモドキを写すことができました。

なんの変哲もないススキの草原で、それほど山奥の場所ではないのですが、よく考えるともうそれほど残っていないのですね。


ここからはアップです。ウスイロヒョウモンモドキは、人に寄ってきたり、あまりすばしこく飛ぶわけではないのですが、今年買った300mm望遠でたくさん写すことができました。






この日も気温が高く、下の写真のように日陰に潜り込むように止まる個体がみられました。ウスイロヒョウモンモドキは涼しい気候を好む性質の一端をみたような気がします。



最後に、カノコソウでの吸蜜です。長い時間、吸蜜しているわけではありませんでした。

地元で保護している方から、いろいろ話を聞き、たいへんなご努力をされていることがわかりました。